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佐藤源之先生、令和7年度文部科学大臣表彰・科学技術賞（開発部門）受賞のご報告

当学会会員であります佐藤源之東北大学名誉教授が令和7年度文部科学大臣表彰・科学技術賞（開発部門）を受賞されました。心よりお慶び申し上げます。
ご受賞に関して、松島会長より談話が発せられましたので紹介します。

会員各位

平素より本学会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・科学技術賞（開発部門）におきまして、当学会より推薦いたしました 佐藤源之先生（東北大学名誉教授、株式会社ALISys） が、「地雷検知用デュアルセンサー技術の開発による業績」により表彰されましたことをご報告申し上げます。
佐藤先生は、金属探知機と地中レーダを融合したデュアルセンサーを開発され、地雷除去作業の信頼性と効率性の向上に大きく寄与されました。特に、独自の位置追跡技術と合成開口レーダ（SAR）処理を用いた地雷の三次元可視化は、革新的な成果として高く評価されています。
本技術は、カンボジアやウクライナなどで実用され、国際的なODA事業としても展開されるなど、人道的地雷除去に多大な貢献を果たしており、わが国の科学・技術が国際社会にもたらす価値を広く示すものでございます。
このたびのご受賞は、佐藤先生の長年のご尽力と卓越したご業績によるものであるとともに、物理探査技術が社会に貢献する力を国内外に示すものとして、当学会としても誠に光栄であり、大変喜ばしいことと存じます。
今後とも、会員の皆様のご支援のもと、物理探査技術のさらなる発展と社会貢献を目指してまいります。

敬具
令和７年４月２４日
公益社団法人物理探査学会
会長　松島　潤