公益社団法人 物理探査学会

学術講演会開催情報

地盤探査研究会セッション

地盤探査研究会は長年の研究活動に加えて、新たな活動方針を加えて活動を行う計画です。黎明期と異なり成熟した技術が多く利用される現状に即し、先進的な地盤探査技術だけでなく、技術水準の更新方法や既存技術の普及や活用方法等についても研究活動を行う予定です。H29年度に行われましたPS検層研究委員会の活動は、物理探査技術の活用拡大を図る取り組みの代表的なロールモデルであり、この度、広く情報共有を図る場を用意したいと考えております。

【報告・検討内容】
物理探査学会では、鉄道・運輸機構(JRTT)より今年度の委託研究として「耐震設計に用いる地盤調査に関する研究」を受託し、PS検層研究委員会(委員長:渡辺俊樹名古屋大学教授)にて研究を実施致しました。本研究は、JRTTが発注業務に用いるPS検層の管理マニュアル及びチェックシートを作成することを最終目的としており、試験検層及び情報収集をもとに委員会においてマニュアルに記載する内容の検討を行って参りました。特にH29年度は、現場の様々な条件の中で'段階的に記録を改善させるための手順を明らかにすることを念頭に現地試験を行い、既往の参考図書および文献で指摘された事項の検討・検証が行われました。   

これらの成果につきまして、地盤探査研究会の場でご報告頂きますので、ぜひ実務者の方に議論していただきたいと考えております。

第138回(平成30年度春季)学術講演会の無料公開セッションとして開催致します。
日 時:平成30年5月29日(火)15:40-17:10(90分
場 所:早稲田大学 国際会議場(早稲田キャンパス),第2会議室,3F
費 用:無料
CPD:参加していただいた方にはCPD証を発行致します。
参加登録:名簿を作成したいので、できれば事前登録をお願い致します。所属・氏名を(aizawa@)までメールしてください。
メールの件名に「H30地盤探査研究会参加」と記してください。

講演内容:(PS検層研究委員会の検討内容報告)
 ① 地盤探査研究会 代表幹事挨拶
 ② 受託業務の概要
 ③ PS検層のレビュー
 ④ 現地試験実施内容
 ⑤ スパイクによる波形改善効果
 ⑥ 免振装置による波形改善効果
 ⑦ 板の長さと記録波形の品質
 ⑧ 叩き手の習熟度合いに依存しない板の仕様
 ⑨ P波起振源の設置条件、種類と波形改善効果

2018/4/8
2018/4/19修正
2018/5/19修正

▲ページ先頭へ戻る