第117回(平成19年度秋季)学術講演会優秀発表賞審査結果報告
2007年11月
学術講演委員会
学術講演会優秀発表賞は、若手会員による研究を促進し、その成果を学術講演会で積極的に発表していただき、学会全体の活性化につなげることを目的としています。40才以下の発表者(登壇者)を対象としており、優秀講演賞(口頭発表)と優秀ポスター賞が設けられています。審査は所定の審査表を用いて主に各セッションの座長が行います。採点項目には、プレゼンテーションの状況(スライド・ポスターの見やすさ、発表の分かり易さなど)、研究成果の技術的内容(新規性、完成度など)、発表時間、質問への対応状況などがあります。今回から一部の項目について、委員会の担当者も採点することにしました。
学術講演会終了後、採点結果をとりまとめ、第117回(平成19年度秋季)学術講演会優秀発表賞の受賞者を決定しました。今回対象となった講演は、口頭発表38件、ポスター発表9件です。審査の方針として、受賞者数を対象者の20%以下としていますが、同時に基準点を設けています。また、連続受賞された方は1年間対象外としています。最終的に、口頭発表5件、ポスター発表1件を受賞者としました。受賞者一覧を下に示します。受賞者一覧は学会ホームページにも掲載し、また、次回の学術講演会(平成20年度春季)で賞状の授与を行います。
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優秀発表賞受賞者一覧
優秀講演賞
1) 辻 健(海洋研究開発機構):
ニューラルネットワークによる鉱物マッピング手法の改良:電子線マイクロプローブアナライザー(EPMA)を用いた元素マッピングへの適用(辻 健、山口はるか)
2) 松島 潤(東京大学大学院):
ランダム不均質性媒体における波動伝播と空間サンプリングの効果(松島 潤、西澤 修)
3) 山田信人((株)日本地下探査):
長時間測定の微動を用いた地震波干渉法(山田信人、石垣孝一、山口伸治、松岡稔幸、程塚保行、成田憲文、松岡俊文)
4) 市原 寛(北海道大学大学院):
北海道内の内陸地震帯の比抵抗および密度構造(市原 寛、茂木 透)
5) 小西千里(応用地質(株)):
長岡CO2地中貯留プロジェクトにおけるCO2飽和度の推定について(小西千里、東 宏幸、信岡 大、薛 自求、渡辺二郎)
優秀ポスター賞
1) 岡崎健治(土木研究所寒地土木研究所):
トンネル先進ボーリング孔での電磁検層による地質検討(岡崎健治、日外勝仁、伊東佳彦)
以上