第116回(平成19年度春季)学術講演会優秀発表賞審査結果報告
2007年6月
学術講演委員会
学術講演会優秀発表賞は、若手会員による研究を促進し、その成果を学術講演会で積極的に発表していただき、学会全体の活性化につなげることを目的としています。40才以下の発表者(登壇者)を対象としており、優秀講演賞(口頭発表)と優秀ポスター賞が設けられています。審査は所定の審査表を用いて各セッションの座長が行います。採点項目には、プレゼンテーションの状況(スライド・ポスターの見やすさ、発表の分かり易さなど)、研究成果の技術的内容(新規性、完成度など)、発表時間、質問への対応状況、などがあります。
学術講演会終了後、採点結果をとりまとめ、第116回(平成19年度春季)学術講演会優秀発表賞の受賞者を決定しました。今回対象となった講演は、口頭発表22件、ポスター発表3件です。審査の方針として、受賞者数を対象者の約20%としています。最終的に、口頭発表4件、ポスター発表1件を受賞者としました。受賞者一覧を下に示します。受賞者一覧は学会ホームページにも掲載し、また、次回の学術講演会(平成19年度秋季)で賞状の授与を行います。
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優秀発表賞受賞者一覧
優秀講演賞
1) 鳥居健太郎(京都大学大学院工学研究科):
小規模アレーによる地震観測記録を用いた地震波干渉法による地下構造イメージング(鳥居健太郎、松岡俊文、尾西恭亮、白石和也、相澤隆生、伊東俊一郎、木村俊則、浅野陽一、武田哲也、小原一成)
2) 鈴木晴彦(応用地質株式会社):
地震動のS波部分を用いた地下構造モデルの推定(鈴木晴彦、山中浩明)
3) 山本英和(岩手大学工学部):
盛岡市域の3成分微動アレー観測によるラブ波位相速度分散曲線の推定(山本英和、貝沼敬太、小渕卓也、佐野 剛)
4) 上田 匠(ユタ大学大学院):
海洋人工信号源電磁探査法における数値解析の現状と展望(1):積分方程式法とその近似解法を中心にした3次元順解析法について(上田 匠、Michael Zhdanov)
優秀ポスター賞
1) 先名重樹(防災科学技術研究所):
微動探査データの収集管理とデータベースシステムの構築:K-NET,KiK-net地点およびつくば市における微動探査結果を例として(先名重樹、大井昌広、藤原広行)
以上