社団法人 物理探査学会
第115回(平成18年度秋季)学術講演会


地中レーダによる斜め方向埋設管探査

講演要旨(和文)
都市部には、ガス・水道・通信線など多くのライフラインが地中に埋設されている。これらの埋設管は地下で複雑に交錯しており、新規敷設あるいは老朽化したものの保全のためには、地下の埋設管の位置を正確に知ることが不可欠である。これらを探査する場合にその分解能や効率性から地中レーダ探査がよく用いられる。その際に測線と埋設管が垂直な場合は2次元問題として取り扱うことができるが、実際には埋設管の方向は未知であり、いろいろな方向に対して探査できる方法が望まれる。まず、測線が埋設管と斜めにある場合の記録断面上の反射曲線について考察し、3次元の構造探査に不可欠な3次元マイグレーションについて述べる。

講演要旨(英文)
GPR time section targeting oblique buried pipes is similar but different with that targeting perpendicular buried pipe. We discussed the reflection curves from oblique buried pipes. The three dimensional migration for two-component antenna is introduced.