| 講演要旨(和文) | | MT法は、現在異方性の検出の手段として期待されてきており、地球規模での異方性を扱った研究は実際に行われている(Baba et al.,2006)。一方、本研究では対象を地殻スケールでの異方性、すなわち断層や地下水に伴う比抵抗異方性にしている。 その解決策として、Rodi(1976)の二次元アルゴリズムを拡張することによってTMモード内の異方性を検出することを目指した。TMモード内の異方性問題については過去にSaraf el al.(1986) 等が、有限差分法を用いて行っている。しかし、差分法では、実際の地形に対応したメッシュを作成することが困難である(Li,2002)ことから、今回は有限要素法による解析を行った。そして、様々なケースについてフォワード計算を行い、どの程度の幅を持った異方性なら検出できるのか、また深さによって分解能はどのように変化するのかといったことを評価した。 |
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| | 講演要旨(英文) | | In the magneto-telluric(MT) method we can investigate the resistivity structure which is sensitive to the fluid or temperature. Therefore this method is used for petroleum exploration or geothermal exploration, moreover in recent years used for the construction of 3-D resistivity structures or the detection of anisotropy. And we have focused on anisotropy especially in regional areas. We have considered relatively simple 2-D modeling approaches to be quite useful in many situations, and proposed the 2-D anisotropic modelling in TM mode by improving the Rodis finite element technique. By using this program we have calculated apparent resistivity about the 2-D anisotropic structure. |
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