社団法人 物理探査学会
第135回(平成28年度秋季)学術講演会


インドネシア中部ジャワ州グンディガス田におけるCCSモニタリングのための反射法地震探査ベースラインサーベイの取得データについて

講演要旨(和文)
JICA-JST SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術プログラム)の研究課題の一つとして、インドネシア中部ジャワ州グンディガス田におけるCO2地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究を日本とインドネシアの連携により実施している。本プロジェクトは、グンディガス田を対象にして、CO2地中貯留のための貯留層解析および圧入CO2の地中固定状況をモニタリングする技術の開発を行い、CCS事業のための基準指針を作成することを目標としている。モニタリング手法の一つとして1,200m程度の深さを対象に反射法地震探査によるTime-lapseモニタリングを計画している。CO2圧入前の地質情報を把握する目的で、2016年8月にベースラインサーベイを実施した。得られたデータからブルートスタックを作成し、CO2圧入予定の地層上面からの反射面を確認することができた。本報告では、発震記録について報告する。

講演要旨(英文)
Japan and Indonesia conduct a joint research project to develop CCS operation in south-east Asia with innovative monitoring technologies. This study is a JICA-JST SATREPS program and the CO2 injection site is located in the Gundih gas field in Central Java, Indonesia. We conducted a seismic reflection baseline survey and made a brute stack. As a result, we recognized a reflection from upper layer to which CO2 will be injected.