社団法人 物理探査学会
第134回(平成28年度春季)学術講演会


インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における浅層を対象とした反射法地震探査の実施

講演要旨(和文)
JICA-JST SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術プログラム)の研究課題の一つとして、インドネシア中部ジャワ州グンディガス田における二酸化炭素の地中貯留及びモニタリングに関する先導的研究を日本とインドネシアの連携により実施している。本プロジェクトは、中部ジャワ州に位置し、ごく最近、生産を開始したグンディガス田を対象にして、CO2地中貯留のための貯留層解析および圧入CO2の地中固定状況をモニタリングする技術の開発を行い、我が国と類似の地質的環境にある地域でのCCS事業のための基準指針を作成することを目標としている。ここでは、モニタリング手法の一つとして1,200m程度の深さを対象とした反射法地震探査を実施することを計画中である。モニタリングを行うにあたり、風化層の速度や厚さ等の表層付近の情報も重要であると考えられたため、事前調査として浅層を対象とした反射法地震探査を実施した。

講演要旨(英文)
As a JICA-JST SATREPS program, Japan and Indonesia conduct research and development of CCS and establish monitoring technologies in the Gundih gas field in Central Java, where natural gas is produced only recently. In this project, we plan to conduct seismic reflection surveys as one of monitoring method. We conducted shallow seismic reflection survey to obtain near surface information in advance.