社団法人 物理探査学会
第131回(平成26年度秋季)学術講演会


物理探査データの標準書式におけるXMLファイルの利用

講演要旨(和文)
物理探査学会の書式検討研究委員会で検討を行っている標準書式は、XMLを基本としている。XMLはテキスト形式の汎用的なフォーマットであり、様々な分野で利用が広がっている。インターネットの基本となるHTMLもXMLの一種であり、国交省の電子納品形式もXMLを基本としている。XMLでは、タグで囲まれた要素内にデータを記述するが、フォーマット全体が木構造であること、データの種類がタグにより明示されていること、テキスト形式であることなどから可読性が良い。しかしXMLは、単純なテキスト形式に比べて、プログラムを自作して直接読み書きするのは難しい。そこで通常XMLファイルの読み書きは、パーサーと呼ばれるXMLの木構造を解析し要素の中からデータを取り出すライブラリーを用いて行う。本発表では、XMLの基本についてまとめ、各種プログラミング言語におけるパーサーを用いたXMLの取り扱いについて実例を示す。

講演要旨(英文)
The Digital Standard Format of Geophysical Data discussed in the SEGJ Digital Standard Format Consortium is based on XML. The XML is a general digital file format and getting popular in wide area of information technology. HTML used in internet is a kind of the XML and a digital standard format of boring logs defined by MLIT is also based on the XML. The XML is characterized as follows: file is an ASCII file