講演要旨(和文) | 物理探査学会は,土木研究所と共同で国交省河川砂防技術研究開発公募に応募,採択され,平成25年度から3年間の予定で「堤防及び河川構造物の総合的な点検・診断技術の実用化に関する研究開発」の一部の研究を担当している.本発表は,平成25年度成果のうち,コンクリート構造物の既存非破壊検査技術に関する文献レビュー結果を報告するものである.本研究開発課題の最終的な目標は,樋門・樋管コンクリートの点検時に使用できる簡便な非破壊検査法を提案し,検査手順の標準化を行うことである.現状,樋門・樋管のコンクリート部材に対して非破壊検査技術を適用した事例はほとんどない.初年度は,弾性波手法を用いてコンクリートのひび割れを対象とした既存検査法について80編の文献を収集し調べた.超音波によるひび割れ深さの推定法が基準化されているものの,適用限界があるため,他の手法の標準化が望まれることがわかった. |
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| 講演要旨(英文) | We have been studying on non-destructive testing methods for concrete structures. Our goal of the study is to propose a non-destructive testing method for concrete sluice ways. We have reviewed 80 published papers on existing non-destructive testing methods for concrete, in which elastic waves were mainly used. As the results, we found that there were few method standardized in the field. Further studies are needed to standardize new technologies for the purpose of proposing practically expedient methods for the concrete sluice ways. |
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