| 講演要旨(和文) | | 我が国は急峻な山地や谷地，崖地が多く，土石流，地すべり，がけ崩れ等の土砂災害が発生しやすい条件下にある．このことは大規模土砂災害を誘発する脅威となっている．また，日本の地すべり調査は文献や航空写真に基づいて行われるが，リアルタイムに動き始めた初期の地すべりをピンポイントで見つけることは難しい．本研究では，干渉SARにより検知される微細な地盤変動の検出手法を検討し，今後の自然災害モニタリングのあり方について考察する． 本研究では，九州北西部においてInSAR解析により変動縞が抽出された伊万里地区・竹有地区・立岩地区・蛇焼山・原分地区を分析対象とし，PALSARデータを用いた地表変位の検出手法を検討した．今回の発表における解析対象地域は，地すべり災害が既に起こった伊万里地区とし，時系列解析により地すべりの動態を分析したうえで、災害発生箇所付近の変位箇所の検出を試みた． |
|
|
| | 講演要旨(英文) | | We have investigated techniques for the early detection of landslides using InSAR time series analysis. In order to remove the noise, we applied median filtering, histogram extraction processing, and Laplacian filter. Our results prove the effectiveness of InSAR analysis in hazard monitoring over a wide area through the detection of local landslides. |
|
|
|
| |
|