| 講演要旨(和文) | | 長岡平野の厚い堆積構造におけるS波速度構造を明らかにするため、平野の中央部の４ヵ所で微動アレイ探査を実施した。その結果、深さ約４ｋｍでS波速度はほぼ基盤相当の3��/sを示すことが明らかとなった。微動探査は長周期側のパワースペクトルは精々4秒程度までが限界であり、地震基盤より深部のS波構造の推定はできなかった。本研究は、長岡平野にある地震観測網での日本付近で発生した17個地震の１時間連続記録を用いて、SPAC法を使い、データ解析の試みを行った。解析は、観測網を1つのエリアと3つのエリアに分けた場合の2ケースについて表面波の分散曲線を求めた。得られた各分散曲線に対し、GAによるインバージョンを行い、それぞれのS波速度構造を求めた。その結果、この地域の地震基盤（Vs≧3.0km/s）の深さは4〜6km程度、Vsは4km/s程度になる深さは10.6km〜12.5kmであることが分かる。 |
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| | 講演要旨(英文) | | In order to estimate S-wave velocity structure of the thick sedimentary structure in the Nagaoka Plain, SPAC (spatial autocorrelation) method was used for data analysis. 17 seismic observation data (one-hour continuous records) were selected and disperse curves of Rayleigh waves were calculated by SPAC method, from which the S-wave velocity structure was estimated using genetic algorithm (GA). The results showed that the depth of the seismic basement (Vs >= 3.0 km/s) was about 4 ~ 6 km and the depth at which Vs becomes ~4.0 km/s was about 10.6 ~ 12.5km in the Nagaoka Plain. |
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