講演要旨(和文) | 鹿児島県の笠野原台地について,3次元地質構造モデルの推定を行った.地質構造モデルは,入戸火砕流堆積物と沖積層,大隅降下軽石層,阿多火砕流堆積物,基盤である四万十累層群の4層で構成し,最初の3層の構造は地質図データとボーリングデータを用いて推定した.重力データからは,基盤の上面標高を推定した.重力調査によって得られた重力異常から求めた基盤構造は,上位層との密度差が0.47g/cm3と比較的大きいにも関わらず最も低いところで-430mと,ボーリングデータによる推定標高よりも相当に深く計算された.ボーリング調査による基盤と,今回の重力データから計算された基盤との対応関係や,他のボーリングデータとの比較などについて,今後検討を行う必要がある. |
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| 講演要旨(英文) | We have estimated 3-dimentional structure model of Kasanohara plateau, Kagoshima prefecture. The structure model is divided into four layers, Ito pyroclastic flow deposit, Osumi pumice fall, Ata pyroclastic flow deposit and Shimanto Supergroup. The first three layers are estimated using geologic map and boring data. The fourth layer, basement, is estimated using gravity data. |
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