講演要旨(和文) | わが国のALOS/PALSARによる上昇軌道および下降軌道の干渉SARデータを用い、変位のベクトル合成手法を用いて地盤変位推定精度の向上を試みた.地震による変動、火山モニタリング等のケーススタディを通じ、両軌道を用いた干渉SAR処理の課題抽出を行った. その結果、上昇および下降軌道データの処理を行うことによって通常の干渉SAR処理の誤差要因が明らかにされる例や目的を踏まえたデータ取得計画によりで両軌道でのデータ取得日の乖離を極力減らすなどの工夫の必要性が明らかになった.一方、レーダ画像特有の幾何学に基づく両軌道の変位画像の重ね合わせに伴う課題も明らかになった.現在DEMにはスペースシャトルのSRTMを用いているが、より高解像度のDEM(たとえばアップデートされたASTERグローバルDEM)の活用なども考えられる. |
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| 講演要旨(英文) | The problems of InSAR analys i s us ing both up-going and down-going orbi t s are analyzed for ALOS/PALSAR data. Thi s analys i s enhances the ambigui t ies of general InSAR proces ses in the basel ine es t imat ion. Thi s approach al so indicates the di f f icul t ies of image regi s t rat ion because of geomet r ical character i s t ics of SAR. |
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