社団法人 物理探査学会
第125回(平成23年度秋季)学術講演会


福島県いわき市での緊急災害調査 −炭坑跡地での陥没及び出水災害箇所での浅部物理探査−

講演要旨(和文)
いわき市の常磐炭田跡地に於いて,2011年東北地方太平洋沖地震により小規模な陥没・噴水災害が集中して発生しているA地区に於いて,浅部を対象とした物理探査手法である,地中レーダ探査,表面波探査,電磁マッピング(スリングラム)を実施して,陥没・噴水の原因となる地盤構造及び陥没影響範囲について検討を行った。坑道跡は,S波低比抵抗箇所,低比抵抗箇所に対比されることが分かったが,限られた測線では坑道から地表までの坑内水の移動経路までは明らかにすることができなかった.

講演要旨(英文)
In the area which the site of caving and water flooding disaster in an old coal mine area, GPR, Surface wave exploration and EM mapping are carried out in Iwaki City. We examined the underground structure leading to caving and flooding and influences area of caving using shallow geophysical survey technique.