| 講演要旨(和文) | | 近年、新しい鉱物資源の安定した供給源として、海底熱水鉱床が注目されている。海底熱水鉱床の開発を有益なものとするための条件は様々であるが、中でも鉱床の規模が大きく、その潜在的な資源量が豊富でなければならない。そのため、それらを調査するための探査機器類や手法の研究開発が重要となっている。金属鉱床の物理探査の分野では、強制分極法を用いた探査技術があり、陸域での探査に用いられてきた。しかし、海底熱水鉱床の特殊性から、その電気的特性のサンプル測定に関する研究はほとんど行われていないのが現状である。そこで、本研究では様々な海底熱水鉱床のサンプルに対して、比抵抗やIP効果などの電気的特性について検証を行なった。また、並行して海底熱水鉱床の成分分析を行ない、その結果との比較、検討をすることで、強制分極法によるIP効果などの電気的特性が、海底探査を行なう上での指標となり得ることがわかった。 |
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| | 講演要旨(英文) | | In late years, the sea-floor hydrothermal ore deposits which can be the new mineral resources attract attention. The investigation methods for the sea-floor hydrothermal ore deposits were examined using induced polarization technology. And, IP effects, resistivity and porosity of the samples were measured in the time domain technology. As the results, the sea-floor hydrothermal ore deposits show greater IP effects and have the different effects between the Izena and Bayonnaise area. IP effects and resistivity were effective for investigation of the sea-floor hydrothermal ore deposits. |
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