| 講演要旨(和文) | | 資源や環境の調査において,現況での正確な地形図は重要な調査資料である.しかし,精密なDEMが整備されている国は希である.SRTM3およびASTER GDEMは,地球規模の網羅性という点では極めて有用なDEMデータであるが,ローカルな調査の基盤データとしては,欠損点や傾斜地での精度並びに各方式に特有の誤差などの課題も残っている.また,最近の地殻変動や環境変化を反映していない場合もあり,SAR画像データを用いて随時DEMを更新できる仕組みを構築することは非常に有用である.また,合成開口レーダを用いることで高分解能のDEMを得ることも期待できる.これまで,地盤の変位量と同時にDEMの誤差も推定してきたが,このための明確な基準があるとは言い難かった.そこで,本研究ではDEM誤差について統計学的な視点から地盤変位およびDEMを良好に導出するための基準を作るための予察的検討を行った |
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| | 講演要旨(英文) | | This paper describes the method of InSAR processing for improving the digital elevation model. The Inversion method for InSAR analysis with smoothing scheme calculates both surface displacement and DEM error. DEM data set used here is SRTM3 with 90m resolutions. This DEM can be improved by minimizing the standard deviation of DEM error. This also determines the optimum differential data set pairs. An actual case study around Wanizuka Mountain in Miyazaki prefecture indicates the effectiveness of this method. |
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